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COLUMN

vol.3  絶望のとなりは希望です!

手のひらを太陽にすかしてみれば

真っ赤に流れる僕の血潮

何の曲の歌詞かお分かりですか?皆さんも一度は耳にしたことのある

歌だと思います。「僕らはみんな生きている、生きているから歌うんだ」

から始まる、そうあの曲です。題名は「手のひらを太陽に」

この曲は私の作詞活動にもっとも影響を与えた歌詞といっても過言ではありません。

特に冒頭に書いた2行を歌う時、メロディーと言葉と感情と全てがマッチしていて

なんだかいつも涙が出そうになるのです。

私が去年浦添美術館で開催されたアンパンマンミュージアムに行った時、

初めてこの曲がアンパンマンの生みの親やなせたかしさんの作詞だと知りました。

大好きなアンパンマンと大好きな曲の作者が同じだということで

尚更やなせさんへの憧れが強くなりました。

帰りにグッズコーナーで手に取った本「絶望の隣は希望です!」は

94歳で亡くなられたやなさせさんが92歳の時に書いた自叙伝です。

小さい時に両親と別れることになり、孤独を抱えたまま生きてきた話、戦争の体験の話、

漫画家の道を選ぶものの全く芽が出ず60歳まで代表作がなかった話など

本当に想像を絶する苦労話が書いてありました。

その中でもこの「手のひらを太陽に」の作詞はやなせさんが最も絶望の

闇を味わっていた時に書かれたそうです。

自分の代表作もない、アイデンティティーもない、お金もない、

生きる気力さえない、ないないないのそんな中で

夜中仕事をしている時、机のそばにあった懐中電灯で何な気なしに

自分の冷たい手を照らした瞬間、自分の気持ちは絶望的なのに

こんなにも赤々と自分の体に血が流れているのが透けて見えて

それに痛く心を動かさたそうです。

そこから生まれたこの歌詞には後にメロディーがつけられ

 NHKの「みんなのうた」に採用が決まり、小学校の音楽教科書に

載るまでになったのです。

私は自分に自信を無くしていた時期がありました。

歌がうまく歌えない、自分らしさがわからない、

お金がない、(笑)やなせさんに比べれば大したことないことはないのですが

私なりに感じた「絶望」の時期がありました。それを経て

昨年リリースした「昨日の僕を越えていく」という曲の

歌詞は正にやなせさんのメッセージが大きな力になったのです。

人生の大先輩であるやなせさんはこう締めくくりました。

 

「一寸先は闇ではない。光です。どんなことでも思いを込めて一生懸命やっていれば、自分が

望んでいた方向に道は拓けるのです。」と。

考えてみたら、「手のひらを太陽に」もアンパンマンもこの本も

やなせさんが発信するもの全てが私にとっては希望そのものでした。

希望の光を放つための暗闇ならもう怖くない!

読み終えると同時に私は確実に強くなれた気がしました。

(2016年9月18日琉球新報掲載)

「絶望のとなりは希望です!」

著者 やなせたかし

出版 小学館

定価 1400円

vol.2  誰かの完璧にならなくていい

SNSはフェイスブックから始まってtwitterやインスタグラム、自分発信の時代がやってきました。

それと同時に写真の加工が進化!今や美顔アプリというものがありまして、顔がつるつるになったり

クマが消えたり、肌が蛍光灯ぐらい白くできたり、なんでも簡単に加工や補正ができてしまうアプリもでてきました。

 

私はその加工アプリを使用する際、(はい、使っています)昔は罪悪感があったのですが、

最近は全くなくなっているということに気がつきました。いいのか悪いのか。

SNSのおかげで一人一人がメディアを持てている状態なので、どうにか自分をよく見せようとがんばります。

でも正直そんな自分に疲れを感じる時もあるのです。

 

最近Alicia keysの「in common」というシングルのジャケット写真を見て衝撃を受けました。

ノーメイクで何か訴えるような目でこちらを見つめています。

ファンデーションも口紅もつけず、表情も笑っていないけど、とても自然な雰囲気で目には強さが感じられます。

もっと痩せなければならない、ちゃんとメイクしなければならない、世間の完璧により近づかなければならない

他の誰かにどう見られているかを考えすぎてまるでカメレオンみたいな自分がいた、

とインタビューで語っていた彼女は、この曲を通して顔も心も魂も考えも夢も本当の自分にアプローチをする

勇気を私たちに与えていくれています。

 

そんな彼女の表情は本当に美しいんです。

完璧になることより本当の自分になる勇気を。

 

ということでこれからは蛍光灯みたいな肌にするのはもうやめます!!笑。

 Manami

vol.2  誰かの完璧にならなくていい

SNSはフェイスブックから始まってtwitterやインスタグラム、自分発信の時代がやってきました。

それと同時に写真の加工が進化!今や美顔アプリというものがありまして、顔がつるつるになったり

クマが消えたり、肌が蛍光灯ぐらい白くできたり、なんでも簡単に加工や補正ができてしまうアプリもでてきました。

 

私はその加工アプリを使用する際、(はい、使っています)昔は罪悪感があったのですが、

最近は全くなくなっているということに気がつきました。いいのか悪いのか。

SNSのおかげで一人一人がメディアを持てている状態なので、どうにか自分をよく見せようとがんばります。

でも正直そんな自分に疲れを感じる時もあるのです。

 

最近Alicia keysの「in common」というシングルのジャケット写真を見て衝撃を受けました。

ノーメイクで何か訴えるような目でこちらを見つめています。

ファンデーションも口紅もつけず、表情も笑っていないけど、とても自然な雰囲気で目には強さが感じられます。

もっと痩せなければならない、ちゃんとメイクしなければならない、世間の完璧により近づかなければならない

他の誰かにどう見られているかを考えすぎてまるでカメレオンみたいな自分がいた、

とインタビューで語っていた彼女は、この曲を通して顔も心も魂も考えも夢も本当の自分にアプローチをする

勇気を私たちに与えていくれています。

 

そんな彼女の表情は本当に美しいんです。

完璧になることより本当の自分になる勇気を。

 

ということでこれからは蛍光灯みたいな肌にするのはもうやめます!!笑。

 Manami

vol.1  張り紙

 

ある日私は父の仕事部屋でこんな張り紙をみつけました。

 

「人を喜ばすために生まれて

 天ぷら屋をして生きる!

 世の中になかった天ぷらを創り出すのが僕の幸せ!

 それをみんなに食べてもらって喜ぶ」

 

「これ?なに?」私は笑いながら父に問いかけると父はこう答えました。

「アンパンマンの歌を替え歌したんだよ!」

 

「何のために生まれて何をして生きるのか

 答えられないなんてそんなのは嫌だ!

   ー中略ー

 何が君の幸せ?何をして喜ぶ?

 わからないまま終わるそんなのは嫌だ!」

 

父はこの歌詞中の「何」の部分を自分の思いつくままに書いたら

原点に戻ることができて気持ちがすっきりしたというのです。

最初は笑って聞いていた私も途端に真剣な表情になりました。

 

早速、私もトライしてみました。

 

「人を楽しませるために生まれて

 歌手として生きる

 みんなを励ます曲を作るのが私の幸せ

 それをみんなが聞いて元気になって喜ぶ」

 

一番驚いたのは、「歌」「ダンス」という前に

「曲を作ることが私の幸せだ」と出てきたこと。

私は歌詞を書いている時、言葉を選んでいる時が

本当は一番楽しいんだということに初めて気がついた瞬間でした。

 

このコラムススペースは私の選んだ言葉を自由気ままに書くスペースにしようと思います。

誰かの心の張り紙になるような言葉がここから見つかりますようにという願いを込めて。

Manami